先日、PINGのドライバーフィッティングを受け、ついに最高の1本を手に入れました。
「G440 MAX」×「PING TOUR 2.0 BLACK 65X」 です。
飛距離も方向性も劇的に改善する予定なのですが、ここで新たな問題が発生。
ドライバーのシャフト重量がしっかりしたもの(60g台後半)になったことで、手持ちのアイアン(貰い物のゼクシオ NS850 R / 衝動買いしたM6 カーボン S)との「重量フロー」が完全に崩れてしまったのです。「ドライバーが良いなら、アイアンも揃えたい」と思うのがゴルファーの性ですが、ここには大きな壁が立ちはだかりました。
1. 予算の壁と家庭の危機
フィッティングで推奨されたアイアンのスペックは、「PING i240」×「モーダス120 S」。
しかし、見積もりを見て愕然。なんと15万円オーバーです。
10万円のドライバーが家に届いた時点で、奥さんは激おこ状態。
我が家は「家庭崩壊危機」に陥っており、さらに15万円の稟議が通るはずもありません。
「新品は絶対に無理。でも、フィッティングで相性が良かった『モーダス120』シャフトにしたらヘッドは違っても、私の腕レベルでは大きな差はでないんじゃないか?」とひらめきます。
ということで、中古市場で「モーダス120Sが入った安いアイアン」を探す旅に出ました。
2. シャフト選びの迷宮と「モーダス120」の正解
なぜモーダス120が良かったのかというとドライバー(PING TOUR 2.0 BLACK 65X)からの重量フローと、いまのアイアンの延長の振り心地がよかったからと思ます。
参考までに各シャフトスペックを比較した結果です。今回始めてこんなに自分が使う道具について勉強しました。
【参考資料】私のシャフト比較検討表
| シャフト名 | 重量(S/X) | 調子 | 特徴と私の感想 | 判定 |
| PING TOUR 2.0 BLACK 65 (X) | 約69g | 手元 | 【新規購入済】 ドライバー用。先端が硬く叩ける。これに合わせたい。 | 基準 |
| D.G. S200 | 約129g | 手元 | 重すぎる。後半バテて振れなくなる未来が見える。 | × |
| MODUS 105 (S) | 約106.5g | 手元 | 「軽・硬」の代表格。棒を振っているようでタイミングが取れない。 | × |
| MODUS 120 (S) | 約114g | 中元 | 【採用】 手元が柔らかく粘る。重すぎず軽すぎず、今のアイアンに近いしなり感。 | ◎ |
| N.S.PRO 950GH (S) | 約98g | 中 | 一般的な軽量スチール。たぶん軽い。 | × |
ご覧の通り、「ダイナミックゴールド(DG)では重すぎ、モーダス105では硬すぎる」という私にとって、「モーダス120」は唯一無二の正解なのです。しかし、中古市場においてモーダス120は意外とタマ数が少なく、探すのは至難の業でした。
3. ChatGPT先生が見つけた「掘り出し物」
私は頼みの綱であるChatGPTにこう入力しました。
「モーダス120Sが入っていて、安くて評判の良いアイアンの中古を探して」
最近ショッピングアシストという機能が追加されたようです。信頼できる販売元であること、
私がアイアンに求める要素や好み、予算感を質問してくるのでこたえます。
すると、さすがAI。瞬時にとんでもない案件を見つけ出してくれました。
「ゴルフエース(ゲオ系列)にて、ヤマハ RMX 118(5-P)が2.8万円」
相場は5万円前後なのに、2万円台?
大手系列だし、サイトには「14日間返品OK」とある。
「これは運命だ!AIすごい!」と思い、即ポチしました。
……この時、AIは「安い理由」までは教えてくれませんでした。
4. 届いた瞬間の違和感とコーチの宣告
注文から3日後、商品が到着。
ワクワクしながら箱を開け、7番アイアンを手に持った瞬間、背筋が凍りました。
「ん? 短くない?」
構えてみても、視界が明らかに低い。まるで9番アイアンを持っているような感覚です。
不安になり、普段お世話になっている室内練習場のコーチのもとへ駆け込みました。
実物を見た瞬間にコーチの一言は残酷なものでした。
「すかさん、これダメです。グリップ側でシャフトがカットされてます」
コーチ曰く:
グリップ側(元側)が切断されている *先側カットならマシだそうです。
重量・バランス・調子が崩壊している
ほぼ“別物のシャフト”になっている
変なクセがついてスイング壊れるから使わないほうがいい
それでも・・・と思い試しに試打してみましたが、
普段HS36m/sで140yは飛ぶ7番が、振っても120yしか飛びません。
それはもはや、「RMX118」でも「モーダス120」でもない代物でした。
【なぜ中古でシャフトカットのクラブが流通するのか】
・前オーナーが長さやライ角をカスタムしていた。
・先端カットより「元側カット」の方が簡単で、見た目ではほとんどわからない。
詳しくない人が加工するとそういことをするとのこと。
・使えないから売ろうとしても中古ショップでも値はつかないことが多いらしい。数千円とか。
オークションとかは危険。とはいえ中古ショップでも流通はしている。
→ だからこそ、購入前の「実測確認」「ショップへの問い合わせ」が重要。
こんなのゴルフに詳しくないと知らないですよね・・・
5. 今回の教訓と中古選びのポイント
幸いにも「ゴルフエース」で購入していたため、事情を説明して返品することができました。
もしこれがメルカリなどの個人売買だったら、「ノークレーム・ノーリターン」で泣き寝入りし、
ゴミに3万円払うところでした。
往復送料などの約2,000円は自己負担となりましたが、勉強代と思えば安いものです。
コーチからは、
「普通、このケースは返品できないよ。ラッキーだったね」
と言われました。そのまま仕方なく使う人もいっぱい見てきたとのこと。
ということで、今回の失敗から学んだ「中古クラブ選びの鉄則」をまとめます。
【教訓】中古アイアンを買う時のチェックリスト
- 「AIの推奨」を過信しない
- AIは「価格」と「商品名」のマッチングは得意ですが、「商品のコンディション(改造の有無)」までは読み取れません。最終確認は人間の目が必要です。
- ただ、サイトをみてもカタログスペックのインチが書いてあるで事前確認は無理でした。
事前にショップに確認するか、異常に安いなど相場感から判断したほうがいいかも。
- カスタム/リシャフト品はリスクが高い
- 純正シャフト以外が刺さっている場合、前の持ち主がどんな調整(シャフトカット、ライ角調整など)をしているか分かりません。初心者は避けるが無難だなと。
- 「返品保証」のある店を選ぶ
- これが一番大事です。ネットで買うなら、万が一の時に返せることです。
でもやはり中古は実物確認できて目利きできるか、もしくは新品がいいんでしょうね。
- これが一番大事です。ネットで買うなら、万が一の時に返せることです。
結び:振り出しに戻る
私のアイアン探しは完全に振り出しに戻りましたしかし、予算(お小遣い)は厳しいまま。
DG S200は振れる気がしないし、モーダス105は合わない。
モーダス120の中古良品はどこにあるのか……。
私の「アイアン探しの旅」はまだまだ続きそうです。
でも、この記事をAIに相談しながら書いていて知ったんですが、
DG120 S200とDynamic Gold S200は別物なんですね。DS120 S200は重量118gで元調子だそうです。これが候補になりそうな気がしますが、もうちょっとシャフトの勉強してからかなー
あとそもそも、シャフトが合わなくなったのって筋トレ始めたせいな気がします。
これは想定しない副作用でした。

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